6.高齢者向けのポイントメイク3

ここでは高齢者向けのメイク、特にポイントメイクについて紹介していきます。顔のパーツ、ポイント毎に紹介しますので、皆さんも必要に応じて参考になさってみては如何でしょうか。
まず目元のメイクですが、皆さんも御存知のように、顔の中でも目元は特に年齢が感じられやすい部分の一つです。女性にとっては、メイクの際にはこの目元の部分が最も気になる部分の一つです。メイクにおいては、この目元が大きなポイントであると言えます。高齢者向けのメイクの場合でもこの点は例外ではありません。
目の周囲の皮膚は薄く、また刺激や痛みを伴いやすいものです。私達でさえそうなのですから、高齢者でしたら尚更です。高齢者向けのメイクの場合、特にこの辺りをよく考えてあげる必要があります。若い人に比べて何かと敏感で、デリケートな高齢者の場合、こうした心理的な負担、及びメイクを行なう際の道具や環境等、色々なところに配慮してあげる必要があるのです。
以上が高齢者向けのメイクの大まかな特徴です。ではここから高齢者向けのポイントメイク、目元のメイクに関するそれぞれの要点をまとめていきます。
③マスカラ
高齢者向けのメイクの場合でも、マスカラを使ってまつ毛のメイクを行うことができます。もっとも高齢者の場合でしたら髪の毛と同様、加齢が進むに連れてまつ毛も薄く細くなります。従ってビューラー(まつ毛をカールさせるための道具)の使用は、細くなったまつ毛を痛める原因にもなります。
もしまつ毛をカールさせたいという場合でしたら、まつ毛用ホットビューラーを使用すると良いでしょう。そうすると細くなったまつ毛を傷めることなく、睫毛のメイクを行うことができます。但しこの場合火傷に注意が必要です。
マスカラの色ですが、高齢者向けのメイクの場合でしたらポピュラーなブラックよりも、ブラウン、或いはダークブラウンといった色のマスカラを選ぶと、仕上がりが自然になります。
もっとも高齢者向けのメイクの場合、利用者、つまりメイクをされる高齢者の中にはマスカラを好まない方もいます。従って高齢者にマスカラを使う場合は、必ず最初に使用の有無を確認しておきましょう。
④アイブロウ
高齢者向けのメイクでもこのアイブロウを行うことができます。伸びっぱなしの眉毛でしたら、小型シザーズで余分な分をカットしてから清潔感を出すとよいでしょう。
もっとも眉間が近過ぎると神経質に見えがちになります。従って眉頭を数本カットして、そうしてやや薄めに描くといいでしょう。
高齢者向けのメイクには高齢者向けのメイクなりのコツ、テクニックが有ります。アイブロウでしたら、例えば眉山から眉尻にかけて丸みのあるアーチ形にするとソフトな印象に仕上がります。また白い毛の眉には、マスカラを使ってカラーリングを施すと若々しくなります。
⑤リップ(口紅)
現在これをご覧の皆さんも、口紅はよく愛用しているかと思います。口紅は顔の中で色を一番主張し、顔を引き締める効果を持っています。数ある化粧品の中でも、口紅は大きなウエイトを占めていると言ってもいいでしょう。
ところで高齢者向けのメイクの場合、唇は加齢によって自然なふくらみが失われてしまいます。そのためそういった事情を考えて、高齢者に対してはリップライナーで輪郭をはっきり描く必要があります。
この際実際の唇の輪郭より少し外側をなぞると、ふっくらとした印象に仕上がります。
また「ヘ」の字になりがちな口元でしたら、口角のラインを数ミリ上げることで、頬の筋肉が引きあがったように見せることができます。高齢者向けのメイクの場合、口紅の塗り方はちょっとしてテクニックで高齢者を少しでも若く見せたりできるのです。
⑥チーク(頬紅)
血行が悪い肌は、頬に赤みが差さなくなるため、頬紅は欠かせません。高齢者の場合、特にこういった傾向があります。従って高齢者向けのメイクでしたら、高齢者のこの辺りの事情を考えて、メイクを施していきます。
ここで紹介するチーク(頬紅)ですが、高齢者の場合でしたら、頬の筋肉の上につけると最も若々しくなります。
またそれ以外にもまぶたや眉骨、あご等に軽くのせると、顔全体のバランスが良くなります。

如何ですか。皆さんもここで紹介した高齢者向けのメイクのテクニックに沿って、実際にお試しになっては如何でしょうか。

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Last update:2015/12/22